2008/6/9 月曜日

経営者とビジネスと

Filed under: 組織 — admin @ 20:09:32

なんというか、経営というものとビジネスとは違う。

経営は、いわゆる「会社を経営する」者であり、代表などの文言もそれに付随するものとなる。「(会)社の長」である社長もそういう意味だろう。

しかし、いわゆるビジネスは金儲けやマネタイズとも呼ばれるものと考えて頂きたい。そういう場合に、経営とビジネスは当然ながら異なる。

経営者は、組織を考え、人事を考え、事業の総体を考える。そして、その上に(あるいは下に)ビジネスがのっかってくる。多分、その上のような気もするが、どっちもどっちかもしれない。

しかし、ビジネスは、なんだってビジネスになるし個人でもできるし(経営者も個人で担えるがこの場合はさておく)、「一発」当てればいい。

これは、似ているようでも全然違う。当たり前といえば当たり前なのだけれど、日本の法人では、この両方を個人が担うケースが多く、以外と紛らわしい。アメリカなんかだと、金を儲ける人(シードを創る人)と、経営者が別のケースは多いという話はご存じの方も多いかと。

コンサル時代も、そのようなことを考えた。コンサル時代では、営業改革や流通改革、組織設計など、「金儲け」以外、正確に言えば「金儲けに付随する」間接的な業務も少なくない(一般的に)。単純に、お金を儲けるところ(プロフィットセンター)のど真ん中をいじるわけではない。つまり、マーケティングをし続けるわけではない。

ベンチャーなんかだとヒューマンリソースの観点から、この両方を同時にこなす必要がある。これはやっかいでもあり、ハードルでもある。逆に言えば、自分がどちらかに秀でるならば、自分が足りない方は誰かが補う関係になれればそれはそれでかなりの強みとなる。

なんてことを思う。オチはない。

2008/5/20 火曜日

経営者の役目

Filed under: 組織 — admin @ 3:49:21

最近、経営や組織について考える時間が多くなり。実際、経営者の役目は賛否両論であり一概に言えない。だからこそ、あれだけ経営の本があるのだろう。

経営者、あるいは上司でもいい。つまりは環境を作れる人、の役目を自分なりに考えていた。

それは、社員(あるいはその環境に属する人)のための環境作りが重要なのは間違いない。そして、その環境とは「効率を最大化する環境」というのも大筋間違ってはいない。

そして、問題として、そのようなオプティマイゼーションは、いかなる指針によって行うべきか、というところが論点である。

そこで大企業とベンチャーの違いについて考える。以前、どこかのブログで「ベンチャーで働く奴は休みなんかいらん。休みが欲しいなら大企業いけ」というキツメのアジテーションを読んで、それを思い出す。

ただ、ベンチャーだからとて社員の私生活まで束縛したり健康を壊すようなことがあるとそれは話が別だろう。しかし、社員が自分から望んで休みでも仕事をしているという状態が自然に出来上がれば、それが恐らくよりよい形なのだろう。

では、そのような休みを返上して仕事するような形というものはどういうことか。それがつまり、「好きなことを」仕事とする、ということだろう。当たり前のことだが、これを大企業と対比するとわかりやすい。

大企業は、どうしても「やりたくないこと」をしなくてはいけないことも多い。なぜならば、有る程度、定型化された手順があるからだ。しかし、ベンチャーでは、定型化された手順がないことが多い。これは経営のフレームワークという意味ではなく、その企業に属するものとしてそのような枠組みが決まっていないからだ。その結果、そこに自分の好きなことをする余地が生まれる。

ふむ。ただ、経営者は社員の「好きなこと」を見つけるのではない。それは、個人の問題だからだ。しかし、それよりも重要な役目として、「社員の好きなこと」をビジネスに繋げる役目が経営者の役目なのではないか、と思った。

つまり、経営者はその環境に属する人が好きなことができる職場を造るのではなく、社員の好きなことをすることがビジネスになるという仕組みを作るべきなのだ。もちろんこれは、ケースバイであるけれども。

人はしたくないことをしていると効果があがらない。その上ストレスもたまる。好きなことだと逆になる。

ただし好きなことをさせるのは経営者の「経営」という文字に反していてナンセンスである。あくまでも好きなものを見つけてもらい、そこからの枠組みを必死で作るのだ。

だから私は常に問う。「何が好きなのか」と。もっともその答えが一番難しいのだろうけれども。

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